「でも、ふりかえれば甘ったるく」読みました
「でも、ふりかえれば甘ったるく」
シネボーイ/PAPER PAPER
女性9人、それぞれ経歴の違う人が”幸せ”について綴るエッセイ。
分かる!という共感もあるが、全てを語らないからこそ自分に考える時間もくれる。
最後に編集の方が書いているように、たまにふっと読み返すと、いいと思える部分が違ってくると思う。
使い古された言葉かもしれないけど、そう思う。
「多くの女性に届けたい本、おすすめしたい本」と素直に思えた本だった。
間借り本屋で自分で仕入れて私が届けたいな、と密かに思った本だった。
仕入れの仕方がよく分からずとりあえず温めてみることにした。
落ち込んだ時や意味もなくモヤモヤしたりした時、力になってくれると思った、私は。
この本を読んで、エゴでもなんでもいいから自分が今この瞬間思っていること、見ているもの、聞いているものを記録していたい、覚えていたい、考えていたいと思えた。
開いてみると分かるが、この本はすごく余白を使っているので、読みやすいというか、余白がある分噛み締めながら、味わいながら読める感覚だった。
文字が横になったり連なったり、自由なところもいい。表紙のイラストもすんごくいい。でもかわいいだけじゃないってことも言いたい。
あー、この本いろんな人が手に取ってくれたらいいな。
長い、すみません。
エモい!
好き!
でも、ふりかえれば甘ったるく!