カフェトリエさんでの間借り本屋を卒業
吉祥寺カフェトリエさんでの間借り本屋が終わりました。
去年の11月に「間借り本屋店主になろう」講座に申し込みんだのがきっかけで、
間借り本屋を始めることになりました。
学校ではなかったですが、「卒業」という気持ちがしたのでこのタイトルに。
カフェトリエさんで得た体験や気持ちをまた何かに繋げたい、というポジティブな気持ちだったからです。
講座に申し込んでから今までのことを振り返りたいな、とざっくりですが書きます。
twitterで偶然、間借り本屋講座のツイートを見て申し込みました。
結構迷っていたのですが、「えいやっ」とボタンを押したのが始まりです。
吉祥寺カフェトリエさんでの講座では、講師のtsugubooksさんの間借り本屋の経歴や本の仕入れのことなど、たくさんのことを教えていただきました。
今まで知らなかったことを知ること、そして自分が興味のあることを学べること、それがすごく楽しくて。
自分でノートを買って、その日の講座の内容をまとめるなど学生に戻ったような気分。
自分の屋号を考え、ロゴを作ったり、ショップカードを作ったり、スリップを作ったり、値段を決めたり。
初めての経験なことばかりでとにかく刺激的でした。
その刺激が全部「楽しい・面白い」で構成されていました。
11月末から4月22日の本棚撤退まで、3回選書テーマを変えました。
1回目の選書テーマは「ゆっくりした時を過ごすお供に」。
カフェトリエさんの心地よい空間に寄り添うような本を選びました。
初めて間借り本屋さんとして選書するので、
選書テーマに合うことよりも「自分の大好きな本」を重視してしまったような気もします。
実際の棚がこんな感じです↓もう少しテーマを絞って選書し、そのスペースで世界観をグッと出してみたい。
一方で「食」「吉祥寺」「アート」などカフェトリエにくるお客様へのとっかかりがある選書(これが売上的にも大事かなと思ったり)も必要だし、棚差しでボリューム感を出すと思わず見たくなるなあ、と他の間借り本屋さんの棚を見て学ぶこともありました。
自分が責任をもって選書したものが売れるときはとても嬉しいし、どんな人が買ってくれたんだろう、とも思いました。
間借り本屋店主がカフェトリエでお店番をする「店番会」で、実際のお客様や本に関わる活動をしている人を話したことも、すごく楽しい経験でした。
カフェトリエにくると、人と人の距離や垣根がぐっと低くなり、とても心地よい空間で一緒に話したり、一人で静かに過ごしたりもできます。
「本屋さんの小さなお話会」という講座も開かせて頂きました。
以前本屋で働いていたので、本好きな人と本屋さんの仕事のことを話しました。
来てくれた方皆さま優しくて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
その時はすごくテーマを絞った選書にしました
「本屋さんの本」↓
そして 最後の本棚入れ替え。
以前も書きましたが「でも、ふりかえれば甘ったるく」という本との出会いが始まり。
今まで古本しか置いていなかったのですが、やはり新刊の仕入れをしてみたい、という気持がむくむくと出てきました。
そんなとき「でもふり」を読んで、これを売りたい!と思ったのです。
本の裏に書かれているアドレスにメールで連絡して、仕入れさせていただきました。
どこの馬の骨とも分からない私に暖かく対応していただき、
勇気を出して連絡して本当によかったです。
「でも、ふりかえれば甘ったるく」という本に合うような選書にしてみました↓
間借り本屋講座に申し込んで以降、「えいやっ」と「やってみた」ことの連続でした。
周りにいた人に驚かれたくらいです。
それができたのは、最初の「間借り本屋店主になろう」講座への「えいやっ」がなければ起こらなかったことです。
店番会や講座開催、新刊仕入れ。別の場所で新たな間借り本屋さんを始めたり、古本市に参加したり、本屋巡りを記録して公開したり。
これからどんな風に間借り本屋をしていけばよいか、自分が何をしたいか、あまり見えていません。
でも今までの行動すべて「やりたい!」と思ったら自然に「えいや」と行動できていたので、そんな感じでゆるく活動していけたらなあと思っています。
今は駒込のアリーベイスさんで間借り本屋さんのスペースを頂いています。
私以外にも素敵な間借り本屋さんがあり、本屋イベントも開催しております。
ぜひ遊びに来てください。
アリーベイスさんでの凡↓
ありがとうございました!!!